中3:世界一大きな授業

毎年参加している「世界一大きな授業」。持続可能な開発目標(SDGs)」の「ゴール4=教育目標」を達成するための世界規模のキャンペーンで、世界100か国以上の子どもたちと一緒に、教育について考える授業です。
今年度は、社会科が公民分野の学習に入ることもあり、軍事費と教育費の比較、ODAの特徴や傾向など2回にわたって、経済的な視点で世界の現状を学びました。
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◆第1回「軍事費と教育費の比較」(5月15日実施)

世界中のすべての子どもが高校まで行けるようになるために必要な年間援助額は4兆円ですが、世界の軍事費は、なんと185兆円!「世界の軍事費 8日分のお金で、世界中の子どもが1 年間学校に通うことができる」ということを知り、
●軍事費の一部を削って教育費に充てても良いのではないかと思った。
●軍事費は色々な人の生活費に回せる。
●なぜこんなにも軍事費のためにお金を出さなければならないのかが分かりません。
●お金なんてどうにでもなるので、人の考え方をまず変えるべきだと思った。
●お金の多さを言われても実際にみないとわからないし実感がわかないものです。ですが、リボンの長さで見ると、どれだけ軍事費が多く、どれだけ支援のためのお金が少ないのかということが分かった。
などの声が上がりました。

また、「今日から自分ができそうなこと」として、
● 多くの人に伝えるために、現状を知らせるポスターを作る。
● 勉強する。考える。
● 不自由なく学校で授業を受けられていることに感謝すること。
● もっと勉強して、教育を受けてない人の手伝いをしたい。
など、意欲的な意見が出ました。

◆第2回「ODAの特徴や傾向」(5月21日実施)

日本の援助は、経済分野への配分が多く、基礎教育分野への配分が少ないこと、
GPE(すべての子どもが小学校に行けるようになるための不足している資金を支援する国際機関)への拠出額総額に占める日本の拠出額割合は支援国の中でわずか0.5%であること、
などを知り、
●自国のことだけでなく周りの国のことも考えなければ世界で生きていくのは難しいということに気づきました。
●限られた支援金をどう配分するのか難しいと思った。
● 146/196は何の数字かな?と思って見ていましたが、それが発展途上国の数なんて衝撃が走りました。まさかこんなに多いなんて。せめて半分くらいかと思っていました。
● これから新しい社会を切り開いていくためには、たくさんの技術者が必要になっていくので、もっと教育援助のために資金を使ってほしいと思う。
● 自分がこれから何をしていけるのか、何をするべきなのかよく考えていきたいと思いました。
などの感想を持ちました。

さらに、日本政府への提言として、グループで意見をまとめました。
● 教育にまわす割合を増やしてほしい。
● 軍事費を世界の子供たちへの教育援助資金に変えてほしい。
● 日本の技術者を世界の発展途上国へ送り教育指導をして技術の発展を助けてほしい。
● 世界の子供たちの現状を見てきて、伝えてほしい。


最後に、「世界一大きな授業」の感想
● 日本の教育水準は高いにもかかわらず、教育を受けられない人がいることも考えず、無理やり教育を受けさせられていると思う人がたくさんいると思った。もっと低所得国への援助が大切だと思いました。
● 戦争がなくならなくとも減らすことができれば、もっと教育のために資金を使うことができる。
● 私たちは日本を誇りに思っています。なので、この日本を支えてくれているすべての他国の人々の教育のための援助、つまりは恩返しが少ないのは嘆かわしいことだと感じました。
● 世界にはたくさん教育が受けられない人がいるのに、私たちは当たり前のように学校に通っているので、この当たり前に感じられる日々を大切にしたいと思った。

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SDGsの4「質の高い教育をみんなに」の目標達成のために、まずは私たちが世界の現状を知り、自分たちができることを見つけて、実行していきたいです。